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【考え】向き合うことを要求される映画

私は映像作品を素直に楽しめないタイプだと思う。
(というか全般的に素直に楽しめないタイプでもある)

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私が映像作品に求めるものは、「辻褄があっていること」
これに尽きる。
ストーリーとかはこの前提が成り立っていないと、良かった〜って感想にはまあならない。
メンドクセー…って印象を受けると思うけど、ここでいう辻褄っていうのは「自分の中で展開に納得できるか」
というのと同義なので、それで置き換えてもらっておっけー。
だから、一般的に考えたらそこは伝わるでしょっていうのも自分がわかんなかったらアウト。
もはや王様思考。(自己中の極み)
監督が「〜〜を表現したくて〜〜しました」とかいう背景も特に調べたりはしない。

例えば、ドラマをみるときはついていけねーってなったら、見ることをやめて、PCをいじりながらサントラとして聴いている。
納得できないとストレスがたまってしまうので、こうすることでストレスから身を守っている。
娯楽でストレスとか意味分かんなすぎる。
ドラマサントラにハマったきっかけもこういう経験から、あれ、サントラっていいなって思ったから。

ドラマなんかのように見ないことを選択できるものはまだいい。
映画館でみる映画みたいに拘束されるものは放棄できないから覚悟が必要になってくる。
(覚悟とは犠牲の心ではありません)

じゃあ映画観に行くなよっていうのは当然なんだけど、
映画を観るのは案外嫌いじゃなかったりする。
自分の場合、みにいってもいいな〜って思うのは、
①なんとなく面白そう
②知り合いの中で、すげー人気(あるいは不人気)
の驚くほど曖昧な2つなんだけど、観る前はまあ期待してない。1500円を募金している気持ち。
(ちなみに、劇とかは募金限度額を超えてしまうので行かない)
じゃあなにが楽しみなの?っていわれると、「自分だったらあそこのシーンはこうする」って考えることがすげー楽しい。
「あのシーンの前にこういうシーンがあったら自然だし、この台詞にもつながる。はーこれで落ち着いた。」
という自己帰結型の解決をすることでモヤモヤから解放される。
かといって、自分で話を1から作るつもりはさらさらないし、作れる気もしない。
たまに自分ができないならいろいろ口を出すなよとか"何が好きかで自分を語れよ"とかいう人がいるけど、
分かり合えない人種同士、今生の別れをしましょう。

自分の意見は批判として捉えられることもままあるけど、
批判というよりは自分だったらこうする(これが好き)という意思表示であって、
べつに作者の人にそうなってほしいとか変えてほしいとか気持ちはまるでない。
批判というよりはどうでもいい願望に近い。
(ここらへん説明しないと確実に伝わらないし、仮にそうだとしても言い方に問題があるのかもしれない)

あと3000字くらいはダラダラとまとめられそうなので、
簡潔に話をまとめると、私と一緒に映画を観に行くとめんどいってことです。
(´ω`)。○○(ジュゼッペ・トルナトーレ監督の「鑑定士と顔のない依頼人」をだれか観に行きませんか?)

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※当エントリは『おおかみこどもの雨と雪』の感想を書くにあたっての前提としてかきましたが、
これを書くことに力をつかい、『おおかみこどもの雨と雪』の感想は闇に葬られるのかもしれません。

[追記]書きました→ 【映画】おおかみこどもの雨と雪をみて - changer de ton