前回の感想はコチラ。
第6話あらすじ(フジテレビより引用)
27歳になった音(有村架純)は、介護福祉士の資格を取り、いまも『春寿の杜』で働いている。
元同僚の朋子(桜井ユキ)、今月で契約が切れる美織(林田岬優)と食事に出かけた帰り、
静恵(八千草薫)の家に立ち寄った音は、そこで木穂子(高畑充希)と再会する。
木穂子は、3年前に会社を辞めていまはデザイン系の事務所で働いているのだという。
木穂子は、音が練(高良健吾)ではなく、朝陽(西島隆弘)と付き合っていること知って驚く。
実は音も木穂子も、小夏(森川葵)や晴太(坂口健太郎)らとともにこの家で練と会ったのが最後だった。
木穂子は、練の携帯電話に電話をしてみた。
しかし、その番号はもう別の持ち主に変わっていた。
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ハイライト
アルプス一万尺をする音(有村架純)と音の母(満島ひかり)から後半戦・第6話のスタートです。
音の母によると、恋とは、
「家も仕事もなくなって、どこにも行くところがなくなった人の帰るところ」
だそうです。
後に生きてくる部分かもしれません。
今のところこれに一番当てはまりそうなのは練かな...?
話は逸れますが、満島ひかりもまた坂元裕二作品の常連で、まるで空気の様に作品に溶け込む希有な存在です。
これまで『それでも、生きてゆく』、『Woman』、『おやじの背中』などに出てきました。
最近、Instagramぜんぜん更新してくれないので、更新してください。
「追い抜いた覚えはないのに、もう前を歩く母はいない」
この言葉が胸に沁みました。
この記事を見ている方、そして私の両親にも今の自分と同じ年を生きていた時代が必ずあって。
自分と同い年の時の父・母の姿を見たことがありますか?
まさか結婚式の時の姿を知らないなんてことはありませんか?
それを初めて見るのが、お葬式の時なんて悲しすぎますよ。
いつの間にか音の家には洗濯機が。
そして、音が「桃の缶詰」を飾っていた場所には写真が。
5話から5年。
音の中でも練(高良健吾)には蓋をして過ごしてきたみたいです。
静恵(八千草薫)の服選びをする音。
「彼氏って年上ですか?年下ですか?」
というセリフからは溢れ出るセンスを感じました。
このセリフはなかなか出てきません。
音の性格をよく表しているのも非常に良いです。
木穂子(高畑充希)は3年前に元職場を辞め、今はデザイン業界で働いているそう。
やっぱり木穂子はなにかを作る仕事が良かったんですね。
そして、話は核心の今彼話へ。
お互いが相手は練なのでは?と思っているので、どっちも透かされたような感じになってますね。
木穂子の彼は同じデザイン業界の人。
音の彼は朝陽(西島隆弘)でした。
5話冒頭の天体望遠鏡のくだりは、ひとまずここへの着地でしょうか。
私、あの時、あなたに負けたって思ったんだ。
あなたと練が今一緒にいないんなら、
私なんで身を引いたんだろ?
あっ...別に今さら何がっていうわけじゃないんだけどね。
でもこう。たまにこう。
練の名前、検索しちゃったりするの。
いいシーン。
木穂子はやっぱり贔屓目で見ちゃうけれど、まずは本当に生きててよかった。
あの後自暴自棄になってしまってもおかしくなかったしね。。。
木穂子が履いていたヒールはDIANAのもので、高級すぎず、安価すぎず、
年齢的にちょうど良い感じのブランド感なのも安心しました。
震災以降、何回かしていたというやりとりは今後描いてほしいところです。
朝陽から発せられる
「まあ駄目な時は駄目なもんだからね」
という言葉。
ああ朝陽も変わってしまっているんだな、と思わされます。
いつもはしていないネックレスを音が付けていることに気付く朝陽はさすがです。
この場でプロポーズ大作戦*1の予定でしたが、
船川(永野芽郁)さんのお悩み相談室の前には為す術もありませんでした。
音は相変わらず「贅沢は敵だ」とでも言わんばかりの生活ですね。
あの食器もたぶん100均だと思います。
仕事終わりにたまたま柿谷運送のトラックと遭遇した音は、
オフィスを訪ねることにします。
嘉美(松田美由紀)からは、もう5年連絡はないと言われますが、
佐引(高橋一生)なら知っているかもしれないとアポを取り付けてくれます。
佐引の話から練の祖父が亡くなったこと、そして練が東京にいることが判明します。*2
名刺を手に入れ、練が今どこにいるかを音は知ることとなります。*3
ということは、福島で練と佐引は出会ってるということなのかな?*4
晴太(坂口健太郎)と練は東京で"経済的に理由がある若者"を怪しい仕事へ斡旋して、
そのマージンをがっぽり抜いているみたいです。
さてさて、なぜそのような仕事をしているのでしょうか。
その後のシーンでも練が変わってしまったことを強調してきます。
征二郎(小日向文世)から後を継ぐつもりで社長室に入れと告げられる朝陽。
征二郎が朝陽と向き合って目を見て話してくれたことに感激します。
しかし、最初に頼まれたことは兄をリストラすることでした。
坂元裕二作品ではあまり見たことのない構図だったのでこれをチョイスしました。
練と5年ぶりに再会した音ですが、練の音に対する態度は冷たいものでした。
音が練に対して変わってしまったと感じたように、
練も音に対して変わってしまったと感じてしまったみたいです。
(朝陽からプレゼントされたPRADAのバッグは25万円くらいのものです)
そして、大事に大事に取っておいた音が練を「引っ越し屋さん」ではなく、「名前」で呼ぶ瞬間はここに使われてしまいます。
そんな...あんまりだよ...。
小夏(森川葵)はPTSDっぽく見えます。
間違いなく震災に関係があるでしょう。
果たして晴太のいう「償い」は何を示すのか...?
(償いと聞くと、やはり『それでも、生きてゆく』を思い出してしまいます...。
練が生きる人生は誰にとっての人生...?)
朝陽のプロポーズと「桃の缶詰」。
次話以降は「桃の缶詰」がここから動くか?といった位置関係にも注目していきます。
まとめ
後半戦が始まりました。
今回は劇伴に初登場曲が多かったような気がします。
そして、全員のエピソードを進行させつつ、次回以降にいい繋げ方をしています。
全話が10話という短さ、かつメインキャストが6人なので描ききれない部分が出てきてしまうのは仕方がないでしょう。
晴太なんかはこのまま何も描かれずに終わるキャラだと思います。
残り4回、楽しみにします。
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