はじめに
余りにも話題になっていたので、観に行ってきた。
3D上映の吹き替え版!
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感想
声優陣はみな素晴らしく、違和感もまるでないしホントによかった。
神田沙也加という人物を全く知らなかったけど、歌もうまいしパーフェクトだなーと。
映画を観る前の事前情報として、「Let it go」しか知らない状態だったので、
想像以上に劇中歌が多く、ミュージカルっぽいなーって思った。
シンデレラとの対比は感じていたけど、それほど感じることもなかった。
ストーリーについて。
基本的に大枠としては外れていなく、とても良かったと思う。
ただ、ハンス王子の扱いについてはイマイチで、裏切りのシーンはかなり唐突であったかなーという印象を持ってしまった。
ハンス王子の立ち位置は、『(執事など誰かに唆されて)王位継承権のためアナに近づいたものの、
そういう邪な気持ちでアナに近づいてしまったことを自分の中でも受け入れ切れていない』といったように
心情描写したほうが、演出としてはよいかなと思う。
それで、最後はアナに殴られてドーンみたいな。
スッキリ感は少し本編に劣るかもしれないけれど、こっちのほうが自分の中ではしっくりくるなあ。
裏切りのシーンでは、ほんとにころっと今までのことがウソであったように、振る舞われてしまうので、
どうしてもあれっ?ってなってしまう。
photo by DisneyBarbieCollector
主題歌について。
ふだんはシングルの歌詞などにはあまり注目していない。
ただ、劇中歌、主題歌というものは基本的に作品の内容に沿って歌詞がついていなければいけないという哲学が個人的にあるので、
こと映画、ドラマの劇中歌、主題歌に関しては、じっくり見てしまう。
で、「Let it go」の話。
特に素晴らしいのが、日本語版歌詞の『少しも寒くないわ』というところ。
原詩は『The cold never bothered me anyway』で、直訳すると『寒さなんてもともと平気だった』という意味になる。
しかし、この訳よりも上述の日本語版の歌詞のほうが、圧倒的によく、シーンとも相まっている。
ただ、『どこまでいけるか 自分を試したいの』あたりについては、ちょっとうーんという感じだ。
原詩は『It’s time to see what I can do To test the limits and break through』で、意味的には同じであるので、
訳どうこうというよりも歌詞の付け方の話かなと。引っかかったのはそれぐらいで他はいいと思う。
ただ、劇中は松たか子が歌う「Let it go」が流れるのに対し、EDのスタッフロールで流れるのはMay.Jが歌う
「Let it go」であるのは、すごく興ざめしてしまうのでやめてほしかった。
総括。
気になった点を書いたけど、映像もキレイだし、声も合ってるし、全体的に素晴らしい出来!
真実の愛を「クリストフとアナ」の構図にせずに、「エルサとアナ」の姉妹愛にするのもよかったし、
これは一般層にもウケるよね〜。
自信もってオススメできる作品だと思います!!
アナと雪の女王 オリジナル・サウンドトラック -デラックス・エディション- (2枚組ALBUM)
- アーティスト: V.A.
- 出版社/メーカー: WALT DISNEY RECORDS
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